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2021/07/17

【エンジニアの必須アイテム】ポートフォリオの必要性や注意点を徹底解説!

「エンジニアにはポートフォリオが必要って聞くけど、本当なの?」
「ポートフォリオを作ってみようと思うけど、何か注意点ってあるのかな?」
などと、考えたことはないでしょうか。

そこで今回はエンジニアとポートフォリオの関係性について解説いたします。
なぜポートフォリオが必要なのか、またポートフォリオを作る場合の注意点についてご紹介いたします。

本記事ではこれからエンジニアへ転職を検討している方に向けています。特に未経験者にはポートフォリオがあると大きな武器になります。その武器をより強化するには、どうしたらよいかを本記事から読み取っていただければと思います。

ポートフォリオの必要性 (経験レベル別)

ポートフォリオの必要性を説明する前に、そもそもポートフォリオとは何かをご紹介します。

ポートフォリオとは自身が作成したWebサイトやプログラムを指します。インターネット上やプログラム管理システムに公開することで、自身の実力をアピールすることができます。

実力のアピールにつながるため、エンジニアはポートフォリオを作成することをおすすめします。しかし、その重要性は経験者と未経験者で異なります。

本章では経験者と未経験者を分け、ポートフォリオがなぜ必要なのか解説します。

経験者の場合

経験者の場合にもポートフォリオがあった方が間違いなくメリットになります。

確かに経験者の場合には、ポートフォリオがなくとも仕事が取れる可能性があります。自身の仕事っぷりを知っているクライアントが、再度依頼をしてくるケースもあります。
そのため、未経験者と比べると重要性は下がります。

とはいえ、競争や変化が激しい業界なので、クライアントがいつも仕事を用意してくれるというわけではありません。新規の営業販路を拡大するためにも、ポートフォリオを用意しておくことをオススメします。

未経験者の場合

未経験者の場合にはポートフォリオは必須となります。ポートフォリオが必須となる理由は以下の2つです。

1つ目はやる気が見えるからです。未経験者がエンジニアとして、企業に就職したい場合を想定します。仮にあなたが採用担当者だとして、以下の2名のどちらを採用するでしょうか。
Aさん:未経験者ですが、何でもやります。ぜひ入社させてください。
Bさん:未経験者ですが、一応このようなサイトが作れます。ぜひ入社させてください。

もちろん、ほとんどの方がBさんを選んだことでしょう。なぜなら、言葉と行動が紐づいているからです。ポートフォリオがあることで、本当にエンジニアになりたいという意欲を伝えることができます。

2つ目はスキルレベルが分かるからです。ポートフォリオの出来栄えや作成時の注意点から、作成者のスキルレベルを知ることができます。スキルレベルの不明確な人物より、スキルレベルが分かる人物が採用されるのは明白です。

ポートフォリオを作る際の注意点

巷の情報からポートフォリオが重要ということを知って、何となく作成してみる。それは非常にもったいない行為です。本章ではポートフォリオを作成する際の注意点を3つご紹介します。

可読性をあげる

まず1つ目のポイントは可読性を上げることです。なぜ可読性を上げるのかと言うと、理由は明白ですよね。それは読んでもらうためです。
皆さんも経験があるかと思いますが、読みにくい資料は正直読む気にもなりません。特に選考や採用がかかっている段階では、必ず読んでもらう必要があります。そのため、可読性を上げることが重要になるのです。

そして、読みやすくするべき対象は2つあります。
1つ目は技術ブログなど日本語がベースになっているものです。基本中の基本ですが、文字びっしりでは誰も読みません。箇条書きやイラスト・表を交えることで、ビジュアル的に読みやすいブログを作りましょう。自分が何を工夫し、どのようにトラブルを解決できたのかが伝われば、ベストと言えます。

2つ目はソースコードです。プログラムはとりあえず動けば良いのでは思われがちですが、そうではありません。確かに動くものを公開するのが大前提ですが、採用や選考を見据えた場合には、ソースコードにも気を配りましょう。
プログラム開発は一度作って終わりではありません。その後の修正や保守業務があるケースがほとんどです。そのため、第三者が読みやすいソースコードにすることも立派なスキルとなります。具体的なポイントとしては2つあります。
ポイントの1つ目はインデントを入れることで読みやすさの向上を図ることです。ポイントの2つ目はコメントを残すことで処理の内容をすぐに把握できるようにすることです。
他にも変数名に統一感を持たせるなどの配慮ができると、良いソースコードと言えます。

必ずオリジナル作品

2つ目のポイントは必ずオリジナル作品にすることです。なぜなら、ポートフォリオはあくまで自身のスキルを証明するものだからです。
これだけ情報が溢れる現代社会では、ソースコードはいくらでも転がっています。それこそ、インターネットで検索をすれば、ソースコードを公開している方もいるでしょう。
そして、公開されているソースコードをそのままコピーして、ポートフォリオにすることは不可能ではありません。
しかし、自身のスキルを証明できるかと言えば、間違いなくできません。仮にコピーしたポートフォリオを採用担当者が気に入ってしまったら、大変なことになります。どんなに自身の作ったポートフォリオのレベルが低いと感じても、オリジナル作品にしましょう。

意図を持って作成する

3つ目のポイントは意図を持って作成することです。なぜなら、意図を持って作成した方が強いアピールにつながるからです。例えば、スマートフォン向けのアプリを作成するエンジニアになりたいので、Javaを使ったポートフォリオにしたという具合です。

意図を持って作成するとなると、少し身構えてしまう方もいるかと思います。しかし、心配は無用です。自身の目指す方向性とリンクしたポートフォリオにすれば、よいだけです。
例えば、ホームページを作成するフロントエンドのエンジニアになりたいと仮定します。この場合、HTML/CSSはもちろん、JavaScriptを入れたポートフォリオを作成した方が良いアピールにつながります。さらにはPHPなどのバックエンド側の知識も入れておけば、より強いアピールと言えるでしょう。

ポートフォリオ作成後のポイント

「ポートフォリオが完成した!あとは公開するだけで終わりだ!」
このようになりがちですが、実はまだまだ気をつけるポイントがあります。ポートフォリオは作成した後にもやるべきことがいくつかあります。

面接対策

ポートフォリオ作成後のポイント1つ目は面接対策をすることです。なぜなら、採用や選考がかかった面接では、ポートフォリオをもとに質問が行われるからです。

なぜこの言語を選択したのか、どこに注力したポートフォリオなのか、ユーザ目線に気を配ったのかなど、矢継ぎ早に質問が来ることでしょう。おそらくほとんどの方が準備なしでは回答はできないはずです。

そのため、どのようなツッコミが来ても良いように面接の準備はしておきましょう。備えあれば患いなしというわけです。

他の人に見てもらう

2つめのポイントは他の人に見てもらうことです。なぜなら、作ったポートフォリオはあくまで自分目線で作成したため、本当の意味で使いやすいかは判断できないからです。

ポートフォリオは自分一人で作成したために、評価の対象が自分しかいません。つまり、悪い言い方をすれば、“独りよがり”なポートフォリオになっている可能性もゼロではありません

そのためには他の人からフィードバックを貰うことが重要になってきます。フィードバックの結果を反映させることで、より良いポートフォリオになります。

評価してもらうのはエンジニア関係の人はもちろん、テクノロジーに強くない人にも見てもらいましょう。エンジニア側の人間だけでは、どうしても目線が偏りがちになります。テクノロジーに詳しくない素人目線から、全く新しい指摘が出る可能性もあります。

フィードバックは様々な人からもらうことで、より優れた作品になっていくことでしょう。

ポートフォリオの必要性 (エンジニアのタイプ別)

エンジニアを目指す上でポートフォリオの必要性が大きいことは理解していただけたと思います。しかし、同時にこのように思ったことはないでしょうか。
「エンジニアと一口に言っても、色々な種類がある。そのすべてにポートフォリオは、必要なのか?」
そこで最後はエンジニアのタイプ別に、ポートフォリオの必要性を解説していきます。

Web系エンジニア

1つ目のタイプはWeb系のエンジニアです。これまでの内容からおおよそ検討はついているかと思いますが、Web系エンジニアにはポートフォリオが必須です。
Web系とポートフォリオの相性はバツグンであり、色々なエンジニアの中でも一番ポートフォリオがアピールにつながると言っても過言ではありません。

システムエンジニア

2つ目タイプはシステムエンジニアです。顧客との折衝や設計をメインに行うシステムエンジニアには、それほどポートフォリオは必要ありません。しかし、現場で手を動かしたいタイプのシステムエンジニアを目指すのであれば、必要不可欠と言えます。

多くの業務システムに使われているC言語やJavaでポートフォリオを作ることをオススメします。

インフラエンジニア

3つ目のタイプはITインフラの設計・構築・運用を行うインフラエンジニアです。インフラエンジニアを目指す場合には、プログラムベースのポートフォリオはあまり必要ありません。しかし技術ブログなどで、どれくらいハード周りを把握しているかをアピールすることができれば、選考や採用に有利に働くでしょう。

サーバサイドエンジニア

4つ目のタイプはWebサイトとデータベースや外部システムとの連携を行うサーバサイドエンジニアです。Web系エンジニアと同様に、サーバサイドエンジニアにもポートフォリオがあると選考や採用で有利に働きます。

サーバサイドのエンジニアが必要とするスキルや知識は多岐にわたります。データベースやサーバ周り、レイヤーの知識に詳しければ、技術ブログを残すのも一つの手になります。

また、サーバサイドのプログラム言語を使って、ポートフォリオを作成するアプローチもあります。

まとめ

本記事はエンジニアとポートフォリオとの関係性について解説しました。

ポートフォリオはエンジニアにとって、スキルや知識を表現するためには欠かせないアイテムです。

そのため、今後エンジニアを目指すのであれば、ポートフォリオの作成は必ず視野に入れましょう。何かを作ることは決して簡単ではありませんが、ある意味ポートフォリオが作品第一号とも呼べる存在になります。

自分なりの意図を持ったオリジナル作品を作り、仕事を円滑に獲得していきましょう。