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2023/09/22

【現役エンジニアが解説】PMをやりたくないエンジニアが多い理由と向いている人の特徴

開発プロジェクトの進捗や予算の管理、人員配置など幅広いマネージメント業務を手掛けるPM(プロジェクトマネージャー)。プロジェクトに携わるエンジニアたちのトップに立つ管理職であるため「PMにならないか?」と打診されること=出世であるにもかかわらず、「PMはやりたくない」と逃げ腰になるエンジニアが多いのはなぜなのでしょうか。
今回は、こうした“PMになりたくない症候群”が多い理由とPMに向いている人の特徴、PMに挑戦するリットについて、現役エンジニアが解説します。

PMって何をするんだっけ? 多岐にわたる仕事内容を確認!

PMが招かざる役職となっている理由を説明する前に、PMの仕事内容について整理・復習しておきましょう。
PMの仕事内容は「プロジェクトの責任者として企画から予算や工数を割り出し、プロジェクト遂行に必要な準備・調達を行うこと」であり、具体的には次のような流れで仕事を進めていきます。

  • ① 開発目的、予算、納期を決める
  • ② 仕様策定、設計、テストなど各工程の工数を決める
  • ③ 人員計画、作業環境、リスク回避対策を考慮した作業計画を立てる
  • ④ 作業計画に従ってチームを編成する
  • ⑤ プロジェクトの作業進捗状況を定期的に確認する
  • ⑥ スケジュールの遅れや問題が発生した場合は早急に解決策や改善案を実施する
  • ⑦ プロジェクト完了後はレビューを実施して完了報告書を作成する

「PMはやりたくない」と言われてしまう理由

上記の仕事内容をふまえたうえで改めて、なぜ多くのエンジニアから「PMはやりたいくない」と言われてしまうのか、その理由を見ていきましょう。
やりたくない理由は人それぞれですが、代表的なものを現役エンジニア立場から3つに絞って説明します。

重い責任を負う立場になる

前述のように、PMはプロジェクト全体の責任者であるため、何か問題が発生すればすべてにおいて責任を負うことになりますから「とにかく重い責任がつきまとう」という点はPMが敬遠される大きな理由の一つです。

プログラマーの責任範囲はシステムエンジニアの設計書に基づいて自身が実装した部分に限定される一方、PMはプロジェクトに関する全責任を負うことになりますから、ストレス過多になったり、うつ病になってしまったりするのも頷ける話でしょう。

プログラミング(開発)ができなくなる

PMになるとプロジェクトのマネージメント業務に中心になるため、直接プログラミングできなくなるとの理由でPMが敬遠されることもあります。

ITエンジニアの将来的なキャリアプランには専門職として開発を続けるか、マネージメント業務に挑戦するか、という大きな分岐点がありますが、前者の専門職として開発を続けたい場合はプログラマーやシステムエンジニアを続けながらその道のスペシャリストを目指すことになります。
新しいスキルのアップデートが必要にはなりますが、プログラミンが本当に好きであれば、PMとして昇格するよりも今まで通り楽しく仕事をする方を選ぶエンジニアがいても不思議ではありません。

PMに求められるスキルが不足している

PMはプログラマーやシステムエンジニアとは違ったマネージメントスキルやビジネススキル、リーダーシップが求められます。
さらに、プロジェクト全体の責任を負う立場になることで、高度なITスキルや多方面でのステークホルダーに対するコミュニケーションスキルも必要になるので、PMをやりたくないというよりはスキル不足でPMになれないということも。

PMに向いている人の特徴

PMになるデメリットを色々と挙げてしまいましたが、それでもPMの仕事をやり遂げられるであろう「PMに向いている人」がエンジニア界隈には存在します。
では、PMに向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。

物事を多角的に考えることができる

PMとしてプロジェクトをマネージメントするためには、物事を多角的に考えられなければなりません
とうのも本来、プロジェクトを遂行する際はシステムを作る側の立場で物事を考えがちになってしまうものです。ですから、プログラマーとシステムエンジニアが開発者としての視点で考えるのは仕方がないのですが、PMはクライアントに最も近い立場でクライアントの要件を把握してニーズを叶えるために、クライアント側の視点で物事を考える必要があるのです。
その結果、両者の視点で物事を考えたうえで予算や納期を割り出すことになるので、全体像を把握するのが得意で、物事を多角的に考えられる人はPMに向いています。

専門知識が豊富

専門知識が豊富な人や、多彩な専門知識をキャッチアップすることが得意な人はPMに向いています
たとえば、「PMは開発しなくて良いのでITの知識は必要ないのでは?」と誤解されがちですが、それは大きな間違い。各工程の見積もりやチームを編成するには、開発するシステムに関する高度なITの知識が必須です。

また、PMはIT業界の知識だけでなく、マネージメント業務に関する知識やクライアント業界の用語・専門知識を知っておく必要があります。
たとえば、広告業界なら「リスティング広告」「CV」「ターゲティング」、人材派遣業界なら「完全週休二日制」「SES」「インボイス制度」といった専門用語が当たり前のように飛び交いますので、知識欲旺盛で積極的に学ぶ姿勢は非常に重要なのです。

ストレス耐性がある

ストレス耐性もPMには必須です。具体的には、プロジェクトが迷走したり炎上したりしても意識を高く持って地道に業務を進めつつ、プロジェクト関係者と頻繁にやり取りすることが苦ではない場合は、ストレス耐性があると言えるでしょう。
PMはプロジェクトすべての責任を負う立場になるので責任感がないと務まりませんが、責任感だけでは足りないのです。

ストレス耐性の強さを自己判断するのは難しいので、ストレスに関する質問票に答えてストレス耐性を測定できるストレスチェックで検査してみることをおすすめします。

スケジュール管理が得意

プログラマーやシステムエンジニアは自分に与えられた役割に対してスケジュール通りにタスクをこなしていくことになりますが、PMはプロジェクトの総責任者として全体のスケジュールを管理する能力が必要です
各工程の工数を具体的に決めたうえで適したメンバーをアサインし、タスクを割り振って納期までに遂行することになるため、納期を見越して定期的に開発メンバーの進捗状況を把握し、さまざまな調整を行わなければなりません。
逆を言えば、自分だけの作業に集中して開発に没頭したい人や、他人に作業を任せることに抵抗感や不安がある人はPMに向いていません。

コミュニケーションスキルに長けている

コミュニケーションスキルに長けている人はPMに向いています。PMはプロジェクトの開発メンバーだけでなく、プロジェクトのステークホルダー全員と関わることになるからです。
クライアント企業に要望やQAをヒアリングしたり、経営陣や担当者を前に予算や仕様、不具合の発生などを説明したりすることも珍しくありません。
また、開発メンバーと朝会やミーティングで作業内容や進捗報告のやり取りを行うことは日常茶飯事ですし、予算や人材の調整では経営層、協力会社との話し合いもあります。
プロジェクトの規模が大きくなればなるほど人員が増えてより多くの人と関わることに……。

責任重大でストレスフル……それでもPMをやるメリット

責任が重いうえ、高いマネージメントスキルやコミュニケーションスキルのほか、当然ながらITの専門知識も要求されるストレスフルな職務、それがPM。
「ああ、やはりPMは絶対にやるべきではないな」と改めて思った方も多いかもしれません。
しかし、次のようなメリットゆえにPMを目指すエンジニアもいるのです。

「エンジニアのスキル×PM経験」で飛躍的に成長できる

「PMになったらマネージメントばかりで現場で得たスキルが無駄になってしまうのでは?」と思われるかもしれませんが、非常に高度なITスキルが必要になる場面では今まで培ったエンジニアとしてのスキル・経験を活かせます。
そして、エンジニアのスキルにPM経験を掛け合わせれば、IT業界に生きるビジネスパーソンとして飛躍的に成長できますし、転職の際も非常に有利になります。

収入がアップする

PMはプロジェクト全体の責任を負うため、プログラマーやシステムエンジニアと比較して収入は高くなります
大手求人サイト「doda」によれば、PMの平均年収は686万円(20代~50代以上の全体平均)です。対してシステムエンジニアやプログラマーの平均年収は413万円ですから、給与面でしっかり差がついているのがわかります。
PMに向いている人の特徴に当てはまっている場合は、収入アップを目指してPMに挑戦してみるのも良いでしょう。

(参考:「doda」プロジェクトマネージャー(PM)とは?仕事内容やスキル、年収についても解説

直接クライアントから感謝される

PMはさまざまなステークホルダーと折衝するため直接クライアントから感謝されることが多く、心から達成感を味わったり、モチベーションを高められたりする機会に恵まれます
一方、プログラマーは顧客とやり取りすることはほとんどないため、プロジェクトが成功してPMやPLから感謝されることはあっても、クライアントから直接感謝されることは非常に少ないです。

PMを目指す方法

PMは“ハイストレス・ハイリターン”で、経験する価値の高い職務です。
そんなPMに「我こそは」と志願する志の高い方は、次に挙げる方法でPMを目指してみましょう。

必要なスキルを身に付ける

PMに向いている人の特徴で紹介したように、PMにはマネージメントスキル、コミュニケーションスキル、専門的なスキルなど、さまざまなスキルが必要です。
人間には生まれつき持っている先天的なスキルだけでなく、生まれた後から身に付けることができる後天的なスキルもありますから、「特徴に当てはまらないから自分には向いていない」と諦めてしまわず、足りない部分は自己研鑽に努めて身に付けていきましょう。

マネージメント関連の資格を取得する

PMに挑戦してみたいと思っていても業務のイメージが沸かず、結局断念してしまうパターンが見られます。実際の業務はやはり一度PMをやってみないと分からないところではありますが、大まかなイメージを把握したいのであれば、PMとしての業務知識が身に付くプロジェクトマネージャーやPMPといった資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
これらの資格を取得しておけば、PMの経験がなくても転職の際に有利に働くことがあります。

現役PMに体験談を聞く

「PMの業務内容は知ってるけど、実際やってみるとストレスはどんな感じなの?炎上したらどうなるの?」。PM未経験者の場合、このようなもやもやした気持ちをもてあましているのではないでしょうか。
……では実際どうなのか。答えをはっきりさせたいのであれば、現役のPMから体験談を聞くのが最も手っ取り早いでしょう。
プログラマーやシステムエンジニアであればPMと関わって仕事をしているのですから、休憩時間やキックオフ、打ち上げなどの飲み会の場で失礼にならない範囲で聞いてみてください。
業務イメージが沸かずにPMへのキャリアチェンジを躊躇していても、臨場感のあるリアルな体験談を聞けばPMを目指す決心がつき、具体的な行動を起こすきっかけになるかもしれません。

まとめ

PMをサジェスト検索すると「やりたくない」「炎上」「うつ病」「丸投げ」といったワードが付いてくるのでどうしてもネガティブなイメージを持たれてしまいますが、やりがいが大きく、年収アップとキャリアアップが同時に叶う仕事です。
PMに向いている人の特徴に一つでも当てはまるようであれば、PMを目指してみてはいかがでしょうか。

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