エンジニアが転職して後悔するパターンと転職で失敗しないための対策とは?
2021/05/14
【あなたも100万分の1の人材に!】エンジニアのスキルアップについて徹底解説
「エンジニアって常にスキルアップが必要なの?」
「エンジニアのスキルって、どんなことを勉強すればいいの?」
などと、エンジニアを目指す上で一度は考えたことはないでしょうか。
そこで今回はエンジニアにスキルアップが必要か否かを解説いたします。
またどのようなスキルアップをすればよいのか、方法についても併せてご紹介いたします。
本記事は、これからエンジニアへ転職を考えている方向けの記事になっています。エンジニアとスキルアップの関係性について、本記事を参考にしていただければと思います。
エンジニアにとってスキルアップは必要か?
まずこの章では本記事のテーマであるエンジニアにスキルアップが必要かを解説いたします。
結論から言いますと、エンジニアにスキルアップは必要不可欠です。その理由をこの章では解説していきます。
日進月歩な業界なので、必要
エンジニアにスキルアップが必要な理由として、まず挙げられるのが日進月歩な業界だということです。
IT業界は非常に流れが早いことで有名です。今日の技術が明日には廃れているかもしれない業界と言えます。
例えば、有名なのがハード面の進化です。おおよそ1年に1度のペースでCPUは進化していき、年々処理スピードがあがっていきます。処理スピードが上がると、これまで処理が追いつかなった計算などもこなせるようになり、新たな発見が生まれたりします。
また通信速度も年々スピードが上がっています。通信速度が上がると、これまでデータ送信ができなかったデータもより速く、より正確に送信が可能となります。5Gの登場により、高度な自動運転が可能となるように通信速度の高速化は新たな技術を普及させます。
キャリアアップにつながるため必要
エンジニアがスキルアップすることで、キャリアアップにつながります。
分かりやすく料理人の世界で例えましょう。新人で料理の世界に飛び込むと、おそらくスタートはお店の皿洗いからでしょう。そこから少しずつテクニックを学んでいくことで、下処理やまかない作りなど任されていく仕事が増えていきます。そして最終的には、お客さんの前で料理をする一人前になっていくことでしょう。
しかし、この料理人に意欲がなかったら、どうでしょうか。テクニックを学ぼうとしないので、次へのステップアップができません。そうなると、ずっとお店の皿洗いをすることになります。
これはエンジニアにも同じことが言えます。新人として入社して、最初はチームの議事録取りやテストから入っていくことでしょう。ここから様々な業務を通じて、スキルを身に着けることで設計やチーム管理、顧客との折衝など仕事がステップアップしていきます。
しかし、最初の段階でスキルアップをしない場合には、次のステップの仕事を任せてはもらえないでしょう。会社はできる人に仕事を振っていくため、キャリアアップすることはありません。
スキルアップは方向性を決めて取り組む
前章ではエンジニアにとって、スキルアップは必要不可欠とご紹介しました。前章を踏まえて、この章ではどんなスキルを磨けば良いのかをご紹介いたします。
100人に1人が獲得しているスキルであれば、珍しいスキルではありません。キャリアアップや転職、独立に大きく役立つことはないでしょう。しかし、100人に1人のスキルが3つあれば、どうでしょうか。100×100×100=100万人となるため、100万人に1人のエンジニアになることも夢ではありません。
そのスキルアップですが、ただ闇雲に努力をすればいいわけではありません。伸ばしたい特性や方向性を見極めて、取り組んでいくことをオススメします。今回は4つのスキルをご紹介いたします。
「エンジニアが習得すべきスキル11個を徹底解説!」の記事では、さらに細かくエンジニアの習得すべきスキルについて切り込んでいるので、こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
プログラミング
現場で仕事をするエンジニアを目指すのであれば、プログラミングは身に着けておくことをオススメします。
身に着けるプログラミングもまた携わりたい製品やサービスによりけりです。
例えば、スマートフォンのアプリ開発に携わりたいのであれば、「Swift」「Objective-C」「Java」を身に着けることをおススメします。
今流行りの人工知能・機械学習に携わりたいのであれば、「Python」「R」が該当します。
このようにプログラミング言語も多種多様であります。そのため、自身が携わりたい製品やサービスを見極めて、プログラミング言語を選択することをオススメします。
資料作成/プレゼンスキル
2つ目は、資料作成/プレゼンスキルです。顧客と折衝を重ねつつ、システムを作り上げたい方は、資料作成/プレゼンスキルを身に着けておくことをオススメします。
例えば、顧客にシステム導入の要望があったと仮定します。しかし当然ですが、顧客はよく分からないものには投資をしてくれません。顧客側はシステムについて知らないケースも往々にしてよくあります。
そこで必要になるのが、資料作成/プレゼンスキルになります。分からないものを分かってもらう、もしくはメリットを伝えるためには分かりやすい資料や説明が必要になります。
顧客と折衝を重ねつつ、システムを作り上げていきたい方には資料作成/プレゼンスキルを身に着けることをオススメします。
新しい技術へ取り組む
新しい技術に取り組むことも重要です。既存の技術ではなく、最新のテクノロジーに精通していることは、他者との差別化を図る上で立派なスキルになります。
例えば、Pythonの開発環境にAnacondaというプラットフォームがあります。現在主流とも言える開発環境になりますが、これよりさらに便利なプラットフォームが仮にあるとしたら、どうでしょうか。多くの方は乗り換えを検討するかと思います。
しかし実際には検討のみで乗り換える人は少ないでしょう。理由は明確で、最新の技術はまだ分からない部分が多く、上手く扱えるか分からないからです。
そこで最新の技術に精通している人の出番です。今回の例で言えば、新しいプラットフォームについて詳しく説明できるとしたら、どうでしょうか。新しいプラットフォームへ乗り換える展開もありえますし、仮に乗り換えが発生しなくとも周囲の人々に良い印象を与えることができます。
「XXさんは新しいテクノロジーに詳しい。」
この印象があることで、新しい情報や仕事が舞い込むことも十分にありえます。実際IT業では役職が高い人ほど、意外と新しいテクノロジーについて知りたがります。なぜなら、リスクはありますが、手っ取り早い利益や生産性向上が実現する可能性があるからです。
このように新しい技術をキャッチアップしているだけでも、十分にスキルアップ可能でしょう。
語学力
4つ目は語学力です。エンジニアに語学力が必要な理由は2点あります。
1点目はオフショア開発でコミュニケーションが取りやすくなるからです。オフショア開発とは海外のシステム開発会社を使った、システム開発です。主に中国やタイ、ベトナム、カンボジアあたりとオフショア開発の契約を結んで、開発が行われています。オフショア開発先とのコミュニケーションは窓口となるブリッジエンジニアがいますが、自分のメッセージをより正確に伝えたい場合には語学力を磨いておいた方がよいでしょう。
2つ目は新技術や新ツールを用いる場面です。新しい技術やツールは海外発のケースが多く、日本語対応していません。そのため、新しい技術やツールを使いたい場合には、外国語で書かれたマニュアルやガイダンスを読み取らなければいけません。
スキルアップの方法
前章ではエンジニアのスキルアップにオススメのスキルをご紹介しました。この章ではスキルを身に着けるための方法をご紹介します。スキルアップの方法は主に4つあります。
セミナー勉強会
1つ目の方法はセミナー勉強会に参加することです。一般的な方法になりますが、専門家やスペシャリストから教えを受けることができる点が大きな特徴です。企業内外を問わず、数多く開催されているので勉強しやすい点もセミナー勉強会をオススメできる理由になります。
数多くの参加者が参加するため、質問がしにくい点がデメリットとも言えますが、知らぬは一生の恥と思い、積極的に質問をしましょう。またセミナー勉強会であれば、企業の福利厚生で受けることができるケースもあります。必ず確認しましょう。
資格取得
2つ目の方法は資格の取得です。こちらも一般的と言える方法になりますが、資格という目に見えるスキルが手に入るため、大変オススメです。また資格は転職や社内昇進時に大いに役立ちます。
エンジニアの資格と言えば、入門的な資格として「基本情報技術者試験」があげられます。
「ITパスポート」ではスキルとしては物足りません。「基本情報技術者試験」を持っていれば、エンジニア業におけるいろはの「い」を知っていると言えますので、取得することをオススメします。
「エンジニアに必要な資格の種類とメリット・デメリットを解説!」の記事を読んでもらえれば、さらに資格についての理解が深まります。資格取得を検討している人は合わせてコチラの記事もチェックしてみてください。
独学
独学でのスキルアップももちろん可能です。今やネットに情報が数多く溢れています。そのため、独学で学ぶには十分な環境が揃っています。学びたい内容で検索すれば、簡単な解説からオススメの教材まで丁寧に教えてくれます。
またオンラインコースを使えば、スペシャリストによる解説がいつでもどこでも聴くことができます。特にエンジニアに関する内容は、オンラインコースでは豊富に掲載されています。
メンターを見つける
4つ目の方法はメンターを見つけることです。良い指導者から良いプレーヤーが生まれるように、良いメンターを見つけることができれば、スキルアップにつながります。客観的に自分の特徴を見てもらえば、伸ばすべき分野や改善した方が良い短所などをアドバイスしてもらえます。
仮にメンターを見つからない場合でも目指したい人を見つけて、マネしてみましょう。有名人であれば自伝も出ている可能性があります。目指したい人が辿った経歴やスキルをなぞってみることで、目標に近づくことができます。
スキルアップの連続に疲れた場合の対処法
ここまでスキルアップについて解説してきましたが、最後にこの章では閑話休題にあたる話をします。それはスキルアップに疲れてしまった場合の対処法です。
いくらエンジニアにスキルアップが必要だと言われても、疲れてしまうこともあります。特に働きながらのスキルアップは大変労力がかかるため、余計です。
この章ではスキルアップに疲れてしまった場合の対処法を3つご紹介します。
教える側に回ってみる
1つ目は教える側に回ってみることです。ある程度の知識が身についているならば、教える側に回ることも可能です。社内外を問わず、エンジニアの知識を必要としている方は数多くいます。
教える側に回ることは当然ですが、目線が変わります。教える側に回ることで、自分の知識に穴があることに気づくはずです。例え、簡単な内容だったとしても意外と知らないこともまだまだ多くあることに気づきます。
教える側に回ることは新しい気付きをもたらしてくれます。知識の不足はさらなるスキルアップのモチベーションにもつながるため、教える側に回ることも悪い手ではありません。
興味があることに取り組む
2つ目は興味があることに取り組むことです。キャリアアップを目指したスキルアップの中には、「べき論」で取り組んでいるケースもあります。自身のためとはいえ、やらされているスキルアップは大なり小なりのストレスになります。
このようなケースでは学ぶべきスキルアップからは離れ、自身の興味に沿って勉強をしてみましょう。好きな科目の勉強は捗るように、興味のある分野ではある程度楽しみながら勉強ができるはずです。
エンジニアと全く関係のないスキルでも、意外と役立つことはあります。かのスティーブ・ジョブズもカリグラフィーをテクノロジーと結び付けて、iPhone開発に役立てました。
頑張らなくても良い環境へ移る
疲れた時は、頑張らなくてもいい環境に移ることも1つの選択肢です。
今までスキルアップを懸命に行っていた人であれば、そのような環境へ移ることも可能です。サッカーで例えると、欧州で活躍したプレーヤーが日本のJリーグへ移籍するように、ある程度レベルを落とすことでハードワークしなくても良いケースがあります。
とはいえ、今まで懸命にスキルアップに励んでいた方ですので、少し休めばモチベーションが上がるケースがあります。新天地に移ったあともスキルアップはまだまだ可能です。
まとめ
本記事はエンジニアにスキルアップが必要か否かについて解説しました。
大原則として、エンジニアにスキルアップは必要不可欠です。なぜなら、業界のスピードが速く、キャリアアップには欠かせないからです。
スキルアップも様々な方向性があり、自身が目指す分野を定めてから取り組んだ方がより効果的です。そのためにまずは自分自身と相談して、方向性を定めてみましょう。
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