フリーランスエンジニアのための単価相場ガイド~IDHフリーランスで高単価案件を獲得したいエンジニア必見!~

フリーランスエンジニアのための単価相場ガイド~IDHフリーランスで高単価案件を獲得したいエンジニア必見!~

フリーランスエンジニアの生活そのものを左右すると言っても過言ではない案件単価。
経済的にある程度安定したフリーランスを続けたいなら、自身が武器とする技術と経験年数を単価相場と照らし合わせ、適正な金額で受注することが大切です。
しかし、常に進化し続けるIT業界においては技術に”流行り・廃れ”があることも考慮しなければなりません。

そこで、ここではIDHフリーランス保有案件の単価相場の紹介と併せて、単価相場を把握することの重要性、単価相場の案件数の現状についても解説します。
今手にしている技術と単価相場を照らし合わせながら案件を探し、納得できる収入を確保しましょう!

なぜ案件の単価相場の把握が重要なのか?

案件の単価相場とは、案件に対して市場で一般的に支払われている平均的な報酬のことを指します

フリーランスにとって、スキルは商品。遠慮して無駄に安く設定するのは損ですし、逆に少し古い技術で割高な単価を希望しても案件が獲得しづらくなりますから、この単価相場を理解することは自身のスキルや経験を客観的に見つめ、適正な報酬を確保するために不可欠なのです。なかには、「自分が納得できる単価であれば金額はさほどこだわらない」「独立して間もないので単価で案件は選べない」……との声もあるかもしれませんが、プロエンジニアとしての価値をクライアントに認識させなければ、せっかくのスキルを安く買い叩かれる状態が続いてしまう可能性があります。フリーランス活動を軌道に乗せるために、単価相場はこまめに調べて大体の金額を把握しておきましょう。

単価相場の案件数の現状~RubyやPythonへの期待が高すぎる?~

単価相場や案件数は、その時代の技術トレンドや業界のニーズによって変わることは周知の通り。この点、JavaやJavaScript、PHP、SAPなどは長期にわたり高い需要と単価を維持していますが、学びやすさから学習者を増やしているRubyやPythonはエンジニアが飽和状態で期待したほどの単価ではなかったり、皆さんが想定しているほど案件が多くなかったりします。どちらも比較的新しい言語ですから、需要や単価相場の安定性という意味ではまだまだ様子見が必要です。

このほか、フレームワークの種類やポジション、地域の産業によって需要や単価相場が変化する点も留意しておきましょう

IDHフリーランス保有案件の単価相場

それでは、ここからはIDHフリーランス保有案件の単価相場についてご紹介します。

WEB・オープン系(バックエンド)

使用するフレームワークによっては10万円以上の差が出ることも珍しくないのがバックエンド言語です。もちろん、経験年数も単価に影響を与えますが、案件の早期獲得と高収入を目指す方は高需要フレームワークの習得に努めましょう。JavaのSpringやPHPのLaravelを上手に扱うスキルが身に付けば、年収1000万円も決して遠くありません

WEB・オープン系(フロントエンド)

バックエンド言語と比べると習得しやすい分、単価も下がると思われがちですが、こちらも使用するフレームワークによっては高単価を狙えます。JavaScriptの新しいフレームワークであるVue.jsやReact、Angular、Nuxt.js、Node.jsはその代表的な例です。

スマホアプリ開発系

2007年にアップル社からiPhoneが発売されたのを皮切りに、市場を急速に拡大させてきたスマホアプリ。一時期はゲームアプリ需要の落ち込みがアプリ市場にも影響したものの、最近ではSNSや電子決済、ショッピング、IoTなどの需要増により、市場も活気を取り戻しつつあります。
こうした状況をふまえ、アプリ開発言語は高単価傾向にありますが、特にiOS向けのSwiftとAndroid向けの新しい言語、Fullterはその傾向が顕著です

 

組込・制御系開発系<C系言語>

C系言語は長い間半導体製造装置の組込みソフトの設計で採用されてきましたが、国内の半導体製造が凋落している影響を受け、需要と単価も低下傾向にあります。しかし、C系言語の後継といわれるRUSTについては今後高い需要が期待できる可能性も

 

汎用機系

汎用機系で圧倒的なシェアを占めているのはドイツで誕生したSAPです。需要も安定しており、今後も高需要が見込まれているため、汎用機系で勝負したい方は必ず押さえておきたいところ。一方、COBOLはすでにレガシー言語となっており、高単価は期待できませんが、既存システムの保守運用であれば案件はなくもありません。

インフラ系

サーバーとネットワーク、どちらも単価に大差はありませんが、サーバーであればAWSやMicrosoft Azureのようなクラウドに対応できることが高単価への近道です。また、ネットワークエンジニアの方であればCisco製品を扱えることが前提である案件が多いため、「Cisco技術者認定資格」は取得しておいて損はありません。

データ系

近年注目を集めているAI開発においてはPythonの需要が依然高い状態ですが、実際のところ、案件数に浮き沈みがあります。学習者が急増していますから、これが案件数と単価相場、案件獲得の競争率に影響するのは必至でしょう。一方、案件数が安定して多く、しかも今後も高単価が期待できるのはデータ分析に用いられるSASです
SQLについてはパフォーマンスチューニングに対応できれば高単価を狙えます